室山熊野神社~星野村随一のパワースポット

 

先日、星野村の室山熊野神社に行った来ました。

八女市から星野村に向かって県道52号線を走っていきますと、星野市役所前に大きな鳥居があります。

 

観光案内の看板にも載っていますので、場所は分かりやすいと思います。

 

 

駐車場から参道まではそんなに遠くありません。階段も駐車場からなら途中からで、遠くは感じませんでした。

 

雰囲気と空気感がとてもいい所です。歴史や成り立ちも面白く、三途の川の橋、心字池、奇岩、大岩、大杉、門などなど、観る所感じる所が沢山あります。

 

 

 

365段ある苔むした参道の石段を登っていきます。かつては、山伏の修業場だったという場所です。進むにつれて様々な光景をみることができます。参道の登り始め、後ろを見降ろすと村中を一望でき、新たな感動が生まれます。道中鳥のさえずりしか物音は聞こえず、にわかに緊張しながら更に歩くと、いくつも現れる巨岩や巨木は圧巻の一言です。

 

 

 

ようやく神社の拝殿が見えると、樹齢500年を超えるといわれる室山の大杉が御神木として立ちはだかっています。境内周辺には、岩清水を受けた「心字池」そして石橋、太刀かけ岩などがあり、まさに八女を代表する人気のパワースポットとなっています。

 

 

 

非常に神秘的な場所です。厳かな空気感が強目の場所でもあるので、一人での参拝の際には 気軽に行く感じではなく身を引き締める感じで行った方がいいかもしれません。 別次元的な世界観がありますが、怖さと厳格さは紙一重という言葉がぴったりの場所です。

 

室山熊野神社の杉は三本が天然記念物に指定されていましたが、昭和62年夏の台風で、当時の二号木(幹周7メートル)が倒れて、神社の拝殿を押しつぶしました。

 

推定樹齢は、当初300年とされていましたが、倒れた木の樹齢を調べたところ500年を下らないことが判明したため、現在は500年と訂正されています。

残った二本の樹勢は今なお旺盛なものがあり、室山熊野神社の御神木として親しまれています。

 


室山熊野神社(むろやまくまのじんじゃ)

〒834-0201 福岡県八女市星野村

 

村指定文化財・史跡

 

御祭神

 伊弉諾尊(イザナギノミコト)

 速玉男命(ハヤタマオノミコト)

 素戔嗚尊(スサノオノミコト)

 

古くは室山権現とも、無漏山(むろやま)十二社権現とも称しました。また、明治までの神仏混淆の時代には、山上に無漏山泡来院岩念寺という神宮寺もありました。星野氏の始祖である八郎胤実(はちろう たねざね)が、一族の繁栄と武運長久・領民の平穏を祈念して、嘉禄2年(西暦1226年)に、紀州熊野権現を勧請して守護神としたことに始まります。

 

慶長12年(1607年)に焼失したものが、元禄12年(1699年)に再建されて今日に至っています。また、南北朝時代以降は、阿蘇山伏の峰入り修行の中心的な場所でもありました。明治始めの神仏分離に際して、岩念寺は破却され、室山熊野神社として残り、今に全村民の鎮守社として崇敬されています。(中略)

 

平成6年12月 星野村教育委員会