台湾の基隆神社

 

基隆神社は台湾の基隆市にかつて存在した神社です。

 

基隆市は、日本の統治時代に、石炭を中心に物流の拠点を担った基隆港がありました。敗戦後、多くの日本人はここから帰国しました。歴史的にも日本とのかかわりが深い場所です。

 

基隆神社は、1912年に大物主命と崇徳天皇を祀り、基隆金刀比羅神社として建立されました。そして1914年には、天照大神、造化三神、北白川宮能久親王を合祀して、基隆神社と改名されました。

 

北白川宮能久親王は台南で殉職した皇族方で、台湾各地の神社で祀られました。

 

 

 

 

現在、基隆神社が建立された場所は、「中正公園」として整備され、そこからは基隆港が見渡せます。

 

貨物船や大型旅客船も停泊するこの港。台湾の北側に位置し、日本に一番近い港です。台湾を代表する国際港で近くに国際線の旅客ターミナルもあります。下の港から眺めるのもいいのですが、上から湾内を一望できる「中正公園」からの景色は絶景です。