ソーハム・プラーナ

「ソーハム・プラーナ」と呼ばれるヨーガの行法があります。これは様々なヨーガの行法の中で最も基本的なものです。
「ソーハム」とは、本来は「サハ・アハム」ですが、サンスクリットの連声(れんじょう)法によって「ソーハム」と発音されます。「サハ」とは宇宙我を、「アハム」とは個我を指しています。したがって「サハ・アハム」すなわち「ソーハム」とは宇宙我と個我との同一性を意味します。

 

「プラーナ」とは息、呼吸です。ヨーガの基本は呼吸法であり、呼吸がエネルギーの流れを司るのです。行者はつまりソーハムを目指してプラーナによる行法を行っているのです。