念ずれば花ひらく

念ずれば花ひらく

 

苦しいとき

母がいつも口にしていたこの言葉を

私もいつのころからか、唱えるようになった

 

そうしてそのたび

私の花が不思議とひとつひとつひらいていった

 

『念ずれば花ひらく』(坂村真民)