「天神」の由来となった水鏡天満宮

水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)は、福岡県福岡市中央区天神一丁目15番4号に位置する神社です。

旧社格は村社となっています。

 

水鏡天満宮の御祭神である菅原道真公は、京都より大宰府に左遷される道中で博多に到着した際、今泉にある四十川(現在の薬院新川)の水面に自分の姿を映し、水面に映る自身のやつれた姿をみて嘆き悲しんだとされ、これにちなんで庄村(現在の中央区今泉)に社殿が建造され「水鏡天神(すいきょうてんじん)」「容見天神(すがたみてんじん)」と呼ばれました。

 

江戸時代初期の慶長17年(1612年)福岡藩初代藩主黒田長政によって「水鏡天満宮」として福岡城の鬼門にあたる現在の地に移転されました。ちなみに、福岡市中央区の繁華街である「天神」の地名は、この天満宮のご祭神である天神さま(菅原道真公)に由来しています。

 

 

福岡の中心地である天神に位置していながらもとても閑静な神社で、

街の喧噪の中からふと訪れると別世界のようで心が安らぎます。