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「最高の善は水のようなものである。万物に利益をあたえながらも、他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置く。」
水の性質を最高の善のたとえとした、「老子」の八章に見える有名な言葉です。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、常に自ら進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら清くして汚水を洗い清濁(せいだく)併せ容るるの量あるは水なり
一、障害に逢い激しくその努力を百倍するは水なり
一、洋々として大洋を充たし、発して蒸気となり雲となり雪と変し霰(あられ)と化し、凝っては玲ろうたる純となる、而もその性を失わざるは水なり