血圧下げる「機能性」シイタケ 久留米の企業などが開発

西日本新聞2021年05月21日06時00分

 

血圧下げる「機能性」シイタケ 久留米の企業などが開発

 キノコ類の食品製造卸、兼貞物産(福岡県久留米市)が、同県工業技術センター生物食品研究所(同市)と共同で、高めの血圧を下げる効果があるアミノ酸の含有量を高めた機能性表示食品の乾燥シイタケを開発した。商品名は「すぐもどる椎茸プラス」。シイタケとして全国初の機能性表示食品で、9月から全国で販売を予定している。

 

 同社と同研究所は、シイタケに含まれるアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」に、血圧を下げる効能があることに着目。3年前から乾燥シイタケの製造工程でGABAを増やす技術開発に取り組み、同社の従来品と比べて十数倍の含有量(10グラム当たり20ミリグラム)が実現できたという。

 

 機能性表示食品とは、事業者側が安全性や機能性の科学的根拠を示し、消費者庁に届け出る制度。「すぐもどる椎茸プラス」は今年3月にシイタケとして初めて届け出が受理された。

 

 GABAは、戻し汁に多く含まれるため、みそ汁や煮物などでの利用がおすすめという。同社の平木慎太郎副社長は「健康づくりや和食文化の発展に貢献したい」と話した。

 

 商品は1袋20グラムで398円。原料のシイタケは大分県産を使用している。9月からスーパーやドラッグストアでの販売を計画している。同社=0942(43)1471。 (竹添そら)